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タイトル『教えて』 作・キョウカ トリップ 無 『今度、小説を書いてみようと思って!』 セルフィさんが、綺麗な瞳をキラキラさせながら僕に言ってきた。 「へぇ、いいじゃないですか。どんな小説を書くんですか??」 「ファンタジーで恋愛物!!よーし、書くぞーーー!!!」 「おぉ、すごいやる気ですね。がんばってください。」 「応援ありがと!よし!!!」 。 「ちょっと、いつまでここにいるの?集中できないよ!帰った帰った!!!」 「え!?今すぐ書くんですか!?」 そんなかんじで、図書館から追い出されてしまった。 しばらくそっとしておいた方がよさそうだ。 いつも彼女はこんな感じだ。ほかの事はそっちのけで 自分の趣味に没頭する。(そして病院のお世話になる・・・) 人によってはそれをだらしないと言う人もいるけれど、 ひとつのことにあんなに夢中になれる。 ラグナはそんな彼女が好きだった。 あとで彼女の大好物のサンドイッチでも差し入れに行こう。 きっと喜んでくれるはずだ。 ラグナはその日の仕事を終わらせたあと、夕方、 図書館へサンドイッチを差し入れに行った。 「セルフィさーん、こんばんはー」 「・・・好きなの。」 ドキッ 「え?」 「好きなの!!好きで好きでたまらないの!!・・・ほんとだよ? 嘘なんかつかない。あなたのことがもっと知りたい」 「え、え、ちょ・・・セルフィさん?(ドキドキ)」 「だから・・・だから・・・」 「・・・ゴグリ」 「受け止めて!!!わたしのエクスカリバーを!!!」 「はあぁ!!!??」 セルフィさんが、いつものように本と本の隙間から顔を覗かせた。 「あ、ラグナだ!なになに差し入れ?ありがとーー!!」 「まだ何もいってませんけど・・・まぁ、差し入れで合ってるんですけど。 って、さっきのはなんだったんですか!?」 「なにって、小説の台詞だよー。今、女主人公が旅の途中でであった ちょっといやな奴だけどホントは優しい少年に告白中なんだからー。」 彼女の小説を読ませてもらうと、どうやら執筆は順調のようだった。 ちょうど今が山場らしい。 好きとか愛してるとか甘い言葉の中に妙なワードが入っているのが気になるが、 ページをめくる手が止まらない楽しい小説だった。 「すごいじゃないですか。これ、絶対おもしろいですよ!」 サンドイッチをもふもふしながら、照れくさそうに彼女がいった。 「えへへー、そう?いやー、そんなに褒められるとまいっちゃうなぁ~~。 そのあと、濡れ場があるんだけどねー」 ゲホッゲホッ ラグナは口の中のサンドイッチを変に飲み込んでしまって、むせた。 「濡れ場!!?あるんですか、この小説に!!?」 「?うん、そうだよ??」 正直、この小説の流れで濡れ場はないと思う。彼女は濡れ場の意味を きちんと理解して言っているのだろうか・・・。 「ほれほれ、あたしは続きを書かなきゃいけないの!!! 帰った帰った!!!」 「おっと・・・はいはい。じゃあ、さようなら。」 ラグナが図書館を出かけたそのとき、 「あ、待って。」 「ん?」 「サンドイッチ・・・ありがとね。」 普段とはまた違う、優しげな笑顔を向けられて、胸の 鼓動が高まる。 「はい、いつでも作りますよ。」 その日の夜、ラグナはいつもより幸せそうに眠っているのだった。 また、ある日。 彼女がまた図書館に篭もるようになった。 執筆中だと思いそっとしていたのだが、 さすがに一週間も出てこないとなると 心配になってきた。 まさか、・・・倒れているのだろうか。 トントン、とドアをノックしても返事がない。 「セルフィさん、入りますよ・・・・・・うわっ」 そこはまるで死の樹海の様だった。言葉で表すなら、そう・・・ どよ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん という感じだ。死体のように転がっている彼女の頭には キノコが生えている。・・・気がする。 「セルフィさんどうしたんですか!!」 「んー・・・・・・ちょっとスランプ・・・」 「え・・・」 途中まで書き上げてある小説を読ませてもらった。 ひどかった。 あの告白のあと、主人公と少年はベッドシーンに突入するのだが、 話の流れというかなんというか。 特に主人公たちの感情表現がひどかった。 なにを伝えたいのかがまったく分からない。 「分かんないの・・・。」 ポツリ。とセルフィが言った。 「あたし、いくつも本を読んでいるから、濡れ場をどう表現したらいいかは わかるの。だけど・・・」 「恋愛経験がないからさ。告白されたあとの体が熱くなる感覚とか 気持ちとかが分かんないの。・・・やっぱ、向いてなかったかな・・・あはは。」 「セルフィさん。」 「んー?なに?」 ラグナは倒れている彼女の体を起こす。 いつもより近い彼女との距離に、また、胸がドキドキする。 「本当は、もっと大切なときに言おうと思ってたんですけど、 今がそのときみたいですし・・・言いますね。聞いてください。」 「うん・・・」 「僕は、セルフィさんのことが好きです。」 「えっっ!?」 「好きで好きでたまらないです・・・ほんとですよ? 嘘なんかつきません。セルフィさんのことをもっと知りたい。」 「ら・・・ラグナ?」 「だから受け止めてください。僕の・・・」 「わーーーっ!!ストーーーーーーーップ!!!」 顔を真っ赤にして彼女が静止した。 「?なんでですか?」 「だってその次って・・・・・・」 「僕の気持ちを受け止めてくださいって言おうと思ったんですけど・・・」 「・・・っ!!からかわないでよっっ」 「からかってなんかないです。まぁ、小説の言葉を引用しましたけれど セルフィさんに対する僕の本当の気持ちです。」 「・・・ほんとに?」 「はい。好きです。セルフィさん。」 彼女は、ラグナの腕の中で顔を真っ赤にしながら、小さくつぶやいた。 「なんか、すごく体が熱いよ・・・告白されるって、こんな 気持ちなんだね・・・。分かったよ。」 「それは、良かったです。できれば返事をいただきたいのですけど。」 「あっ、そうか。・・・ラグナ、あたしも好きだよ。」 それを聞いたラグナはとても嬉しそうな笑顔を見せた後、彼女の瞳をみつめた。 そして彼女の可愛らしい唇に、そっと優しくキスをした。 ファーストキスの余韻に浸っていたラグナは、セルフィが何か言いたそうにしているのに気づいた。 「どうしたんですか。」 「あのね・・・ラグナ、あのね、・・・続き、したいの。」 「?!!」 仮にも一人の男のラグナにとっては嬉しいことなのだが、いきなりどうしたというのだろう。 「その、・・・エッチしてるときの気持ちも知りたいの。小説を完成させたい。 だって、ラグナがせっかく教えてくれたことを無駄にしたくないから・・・」 ここまで言われては、さすがにラグナも理性が吹っ飛びそうになった。 自分も体が熱くなってきて、もう抑えられそうになかった。 彼女をベッドに横たわらせ、自分はその上に覆いかぶさる。 まるで、彼女の全てを独り占めにしているようだった。。 「んっ・・ちゅっ・・・ぷはっ・・ちゅむっ・・・はぁっ」 「はぁむっ・・・ん・・ちゅっ・・・ぷぁっ・・んっ・・」 さっきの優しいキスとは違う、濃厚で、体の全てがとろけて しまいそうになる激しいキス。 互いに舌を絡ませ、唾液を交わし、一度離れたかと思うとまた繋がる。 二人の口の周りはもうべとべとだった。 ぷちぷち・・・と、ラグナは彼女の服を脱がせていく。 「服脱がされるのって・・・こんなに恥ずかしいんだね・・・。 でも、嫌じゃない・・・」 普段あまり外出しないせいで、日に焼けてない真っ白な肌と、 それと同じ色だが先端に綺麗な桜色がある、大きな乳房が露になった。 ラグナは左手で乳房をもみ、もう片方の乳房の桜色を口に含んだ。 「んっ!ひゃぅんっ!?ふあぁぁ・・・」 「セルフィさん、可愛いですよ・・・」 「あっ、んぁっ・・・くすぐったくて、変な感じがするぅっ・・・」 「それが感じるってことです。」 「そうなの?っんぁっ・・あたし感じてるんだぁっ・・んっ・・・ 悪くないかも・・・っひゃうぅっ!」 固くなってきた先端を、舌で転がしたりひっぱったり吸ったりしてみる。 そのたびに返ってくる彼女の反応が愛しくてしょうがなかった。 そしてなにより、自分の愛撫なんかで感じてくれている。 その事実が嬉しくて、体中がさらに熱くなるのをかんじた。 「はぁ・・セルフィさん・・・下も触りますよ・・・」 「ん・・ふぁ・・・いいよ、ラグナなら・・・触って・・?」 彼女の秘所はもうだいぶ濡れていた。ショーツを脱がせて、 そこをそっと触った。 そのとたん、セルフィの体がビクン!!と跳ねる。 「ひゃあぁぁぁっっ!いやぁっあっ!さっ・・・さっきよりも なんかっすごっいぃ・・・!!」 「女の人は・・・ここが一番敏感らしいですからね。」 「んっ・・・あっ!あぁぁぁああぁぁぁあんっっ!!!!」 クリトリスを触った瞬間、彼女は達してしまったようだ。 生まれてはじめての快楽に、ただ体を痙攣させて何もできずにいる。 「はぁっ、はぁ・・・なんか・・急に気持ちよく、なって・・・」 「セルフィさん・・・世界で一番、綺麗です・・・。その・・・・ 僕も我慢の限界が・・」 「うん、分かってるよ。・・・きて、ラグナ。一緒に、 気持ち良くなろう・・・。」 彼女は自ら足を広げ、ラグナを迎える。 ラグナも服を全て脱ぎ捨て全裸になり、そそり立つ自身を取り出して 彼女の入り口へとあてがった。 滴るほどの愛液で濡れたそこは、ちゅぷっ、と音を立て、 彼女にまた新たな刺激を与えた。 「んひゃぁっ!ラグナのっ、ラグナの・・・エクスカリバー・・・当たってるぅっ」 「くっ・・・エクスカリバーってっ・・・なんかやらしいですよっ!?」 「だって、言うのっ恥ずかしい、んっ、だもん・・」 「・・・。とにかく、入りますよ・・・っ?」 ズズッッ 「ああぁぁあっ・・ラグナのっがっ、きてるぅうぅあぁあっ」 「はっ、くぁ・・・セルフィさん、痛かったら言ってくださいっ・・・」 「だ・・・だいじょおぶぅぅう・・・はぁああぁっん」 そんな二人の互いを思う優しさがあってか、大きな痛みは感じずに、 無事に貫通式は終わった。 彼女の中はとても熱く、愛液と肉壁が自身を優しく、それでいて、 射精を促すように動いてくる。腰は自然に動いていた。 はじめこそ、彼女を気遣ってゆっくりと動いていたが、 動くたびに響く彼女の嬌声が、匂いが、快楽が、男の本能を目覚めさせた。 自身を彼女の入り口ギリギリまで引き抜き、そして一気に貫いた。 「はあああぁぁああぁっっ!!!ラグナあぁっ」 「すいませっん・・もう、我慢できないですっっ・・・!!」 「ふぇっ!?ん!あっ!ひゃぁん!!はげしぃ!よぉっ!!!」 パンッパンッと音が鳴るくらい、激しく腰を打ちつけて快楽を求める。 それにあわせて彼女の喘ぎ声も短くなり、秘所からは愛液が溢れ出た。 徐々に絶頂に近づいてゆく。 「あっあっ!あうんっ!ひゃんっ!ふあぁっあぁぁぁっ!!」 「ここがっ!きもちいいんっですかっ!?」 「ひああぁあん!!そこぉっ!そこ気持ちイイよぉぉっつ!!!」 一番感じるところを突かれて彼女は一気に絶頂に近づく。 「ぃやぁあっ!イっちゃう!イっちゃうぅぅぅうううっっっ!!!」 「セルフィさんっ!僕もっ、出します―――――っ!!」 今までで一番強く最後の一回を打ち付ける 「ぁぁああああああっっ!ラグナぁ―――――っ」 「セルフィさんっ!セルフィ―――――!!」 脈打つ鼓動や自身を伝って彼女に注がれる命を全身で感じて、 二人は同時に、果てた。 「人と愛し合うって、こういうことなんだね・・・ありがとう。ラグナ・・・」 「僕もです・・・セルフィさん、愛してます―――――」 ある日 また、差し入れのサンドイッチを持って、ラグナはセルフィの元へと向かった。 「セルフィ!この間の小説の評判聞きました!!大人気じゃないですか!!」 「いや~、あたしもびっくりだよ!!でも、あたりまえだったかも! だって・・・あたしとラグナの愛の結晶だし・・・!」 うれしそうに、そして、最後の方は顔を赤らめて照れくさそうにつぶやいた。 彼女の書いた小説は、村の女の子たちの間で大ヒットだった。 なんでも、主人公と少年の素直な気持ちが一直線に伝わってきてイイ!!! ということらしい。 「ところで今度は何を書いてるんですか?」 「えへへ、この小説の続きを書いてるの・・・!」 「おぉ・・・」 「それでね・・・冒険を終わらせた主人公たちは、 結婚して、幸せに暮らすの。・・・ねぇ、ラグナ。」 ラグナは彼女の言いたいことが、すぐに分かった。 あのときよりももっと嬉しそうな笑顔で、言った。 「セルフィ、その小説、僕にもお手伝いさせてください。」 「・・・!!うんっ!」 ――――その後、 僕たちが主人公たちのように、教会で愛を誓ったことは言うまでもないだろう――――
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作・もものめ トリップ 無 「ぶどう酒を9つ持ってきて」 イオンさんが、めずらしいなぁと思った。 イオンさんの依頼は、大抵「師匠と弟子のフシギな関係」・・・なんて、 意味深なこと書きながらも、結局は、ただのオツカイだったり、 モンスターのお仕置き依頼だったりするのだ。 フシギに思いながらも、イオンさんのいる「カルロスリゾート」にぶどう酒を持っていくと 「ありがと~!!」 と、元気な声。 イオンさんはいつも元気で、そばにいるボクまでテンションが上がってきてしまう。 いつも楽しい気分になる。 「イオンさん、今日はどうしたんですか?ぶどう酒を9つもなんて」 「今日はあんたにあたいの料理を振舞おうと思ってさ」 イオンさんは、ボクにウィンクをした。 「ええっ?どうしたんですか?ボク、誕生日でもなんでもないんですけど」 「いいのいいの!ささっ。あんたはここで座ってて!」 強引にダイニングテーブルに座らされてしまう。 キッチンでは、イオンさんがいそいそと料理の準備をしている。 じゅうじゅうという音と、いいにおい。 イオンさんのお弁当は、デートのときもいつもおいしいし、今日も期待できそうだ。 「お待たせ~♪」 相変わらずのテンションで、大皿を持ってきたイオンさん。 「おおっ。これはなんていう料理なんですか?」 「見たことないでしょ!?これは、エビフライって言うのよ。旅の人に教わったの。 グルテンさんも知らないと思うよ!」 一口食べて、その絶品さに驚く。 「イオンさんって釣りだけじゃなくって、料理も上手なんですね!」 「また!おだてたって何も出ないよ!」 僕の背中を容赦なく叩くイオンさん。 「・・・そういえば、カルロスさんは?」 「あっ・・アニキは・・出かけてるの」 ちょっとあわてた様子でイオンさんは言った。 ささ!あんたが持ってきてくれたぶどう酒で乾杯しようよ!」 「カルロスさんを待たなくて良かったですか?」 「アニキはいつも自酒だからさ、先に飲んでよ!」 無理やりな感じで、二人で乾杯をし、ぶどう酒を口にする。 「はぁ~このエビフライと合うね~。絶対合うと思ったのよ!」 「イオンさん、お酒のピッチ、速くないですか?」 「あたいは普段から慣れてるからいーの! それに・・飲まないと・・素直になれないし・・」 「?」 最後の部分はぶつぶつとつぶやく声で、聞き取ることができなかった。 ぶどう酒を3杯飲んだところで、ボクもいい気持ちになってきた。 普段はあまりお酒を飲まないから、酔いも早いのだろうか。 イオンさんも頬がピンク色に染まっていつもより色っぽく見える。 「ねぇ、そろそろあたいの部屋にいこっか。」 そういうイオンさんの目はとろんとしている。 ボクを誘うかのように。 「ええっ?そんなところ、カルロスさんに見つかったら、ボク殺されてしまいますよ!」 カルロスの妹LOVEな性格は、今まででよくわかっている。 二人っきりでイオンさんの部屋にいたとあっては、無傷で帰ることはできないだろう。 「アニキはしばらく帰ってこないよ」 目を逸らしながら、イオンさんは言った。 「えっ。それはどういう・・・」 「あたい、横になりたいの。あんた、手を貸してくれる?」 イオンさんがそう言って、僕の肩に手を回す。 どきっ! 目線がどうしても、イオンさんの脇から見える、胸のラインに行ってしまう。 太陽をふんだんに浴びた、果実のような香りが鼻をくすぐる。 そして、その先に起こるであろうシチュエーションを想像してしまう。 いや・・いやいや・・カルロスがいつ帰ってくるか、わからない状況で、 そんなことはとてもできまい。 そう思いつつも、ボクの胸とイチモツは高まった。 ダイニングからイオンさんの部屋はすぐ隣だ。 ボクはイオンさんに肩を貸しながら、イオンさんの部屋へゆっくり向かった。 小じんまりとしているけど、綺麗に片付いた部屋。 ベットはすぐ、奥にあった。 イオンさんを寝かそうと近づいたら、そのまま押し倒される状態で イオンさんが覆いかぶさってきた。 心地よい重さがボクの体にのしかかる。 「イオンさん!?」 イオンさんの顔がアップで目の前にある。 小麦色の肌に、大きな瞳。きゅっと結んだ唇が、何かを決意しているようにも思えた。 「いつも恥ずかしくて、つい「あんた」って言っちゃってるけど 今日は名前・・呼んでいいかな。・・・・マイス・・・」 確かにイオンさんから名前を呼んでもらったのは初めてだ。 ただ名前を呼ぶだけなのに、イオンさんは真っ赤になっている。 「う・・うれしいです。イオンさんに名前を呼んでもらって」 これは本心だった。 いつも元気なイオンさんが、自分の名前を恥ずかしそうに言ってくれた。 ただそれだけなのに、それはとても甘美な響きだった。 体勢としては、年上のお姉さんに押し倒された状態。 その後の状況を考えると、どうしても期待をしてしまうのだが、 それでも、どうしても避けられない心配事がボクを支配する。 「あの、カルロスさんは・・」 「アニキのことはいいの!!」 考えたら、ボクはカルロスさんのことばかり言っていたかもしれない。 イオンさんにはそれが気に食わなかったのだろう。 強い口調でどなられてしまった。 「・・・アニキには、プリペラの森でダイアモンドの鉱山が出たらしいから 取りに行ってきてって頼んだの。」 「プリベラの森で!?」 それは周知の通り、嘘である。 「どうしてもブリペラの森のダイヤモンドでないと嫌だって言ってあるから たぶん当分帰ってこないよ」 妹LOVEのカルロスのことだ。 きっと夜が明けても帰ってこない気がする。 イオンさん、ボクを誘うためにそんな嘘を・・・? ぶどう酒から始まり、すべてがこのときのためにイオンが用意したシチュエーションだったのか。 何も知らないカルロスは今もプリペラの森でハンマーを振り回しているのだろうか。 少し・・いや、かなり気の毒にも思えた。 「んんっ」 突然イオンさんからキスをされた。 これで二回目のキス。 以前は軽いキスだったけど、今度のは濃厚なキス。 イオンさんの舌がボクの口内に侵入してきて、ボクの舌を捕える。 ボクもそれに応えるように、イオンさんの舌を絡ませた。 すべてがイオンさんからっていうのが、いかにもイオンさんらしいっていうか・・ このまま身を任せてしまっていいのか。 それって男としてどうなんだろう・・ 確かにボクは女のヒトとの経験がない。 記憶がないから、わからないけど、たぶんないと思う。 イオンさんは?こういう経験、あるのだろうか。 もしかしたら、カルロスさんと!? いや・・いやいや・・二人は兄妹なんだし このままイオンさんを目の前に、カルロスさんとの妄想をするわけもいかない。 ボクは自分らしく、自分の欲望に身を任せることにした。 「イオンさんっ!」 体勢を逆転させ、ボクがイオンさんに覆いかぶさる状態となる。 今度はボクからのキス。舌の侵入もボクからだ。 ビクンビクンっとイオンさんは、体を震わせる。 感じて・・くれたのかな。 そのまま首筋に舌を移動させ、思い切って手の平をイオンさんの胸に当ててみた。 「んあっ!」 色っぽい声がイオンさんから発せられる。 間違いない、イオンさんは感じてくれてる。 このボクの愛撫に。 もう、我慢することはない。 服を脱がせるのももどかしい。 イオンさんの裸を見たい、触りたい。ああっ、ボタンが面倒だっ 上着をめくり上げ、イオンさんのブラジャーが露出する。 健康的なシンプルな白。 それももどかしく、ボクはぐっとブラジャーを上にずらした。 「マイス・・恥ずかしい・・そんな急がないで・・」 そんな言葉さえ、OKサインに聞こえる。 やっと露呈したイオンさんのおっぱいにボクは我慢することができず 果実のような乳首に吸いついてしまう。まるで赤ん坊のように。 「ん・・・っ ああっ・・」 さっきよりもっと色っぽい声がイオンさんから聞こえる。 ボクは乳首にむしゃぶりつきながら、片方のおっぱいを手の平で楽しんだ。 女の子の体って、やわらかい~。 イオンさんの短パンから伸びるスラリとした足。 ボクは今度はふとももの柔らかさを唇で堪能する。 「マイスっ・・マイスぅっ」 ボクの愛撫に応えるように、イオンさんがボクの名前を呼ぶ。 もっと女の子の柔らかさを堪能したいのだけど ボクのイチモツは、もう、びんびんで、爆発したくてたまらない。 「イオンさん、すみません、ボク・・もう限界で・・」 イオンさんは、ちょっとうなずいて、自ら、服を脱ぎ始める。 引き締まった体。小麦色の肌。果実のような香り ボクはもう、イオンさんの体の中に入りたくて、 たまらなく、またしてもイオンさんを押し倒してしまった。 イオンさんの足の付け根。 普段、絶対に見ることができない女性の秘所。 そこはもう、泉のように濡れて光っている。 「イオンさん、すごく濡れてます。」 「言・・言わないでよっ」 宝物を見つけたハンターのように、ボクは恐る恐る、その泉に 指を当ててみる。 「ふ・・あああんっ」 さっきより反応がいいイオンさん。 ここにボクのイチモツを・・ 自分の服を脱ぐのももどかしく、とにかく外に解放したかった。 びんびんに高ぶった自分のソレを、イオンさんの泉にゆっくりと、 送入させる。 「あ・・ああっ・・」 処女は痛いって言うけど、イオンさん、やっぱり違うみたいだ? なんの抵抗もなく、自分のイチモツはイオンさんの中に収まっていく。 あ・・・温かい・・・ 女の子の中ってこうなっているんだ・・ 一種の感動を覚えながらも、ボクは動物ならだれでもするように 自分の思いのまま、腰を動かし始めた。 「ああっ・・はうっ・・」 奥に届くたびに、イオンさんがなく。 ボクは容赦なく、イオンさんの秘所に肉槍を突き続けた。 「ぁあんっ、マイス・・マイス!すごい・・」 ギシギシとベットがきしむ音がするのも構わず、ボクは腰を動かし続ける。 「イ・・イオンさんの中・・気持ちよすぎて・・溶けちゃいそうです。」 ボクのイチモツは、もう爆発したくて、たまらなくなってきている。 「あ・・あたしも溶けちゃいそう・・ああんっ・・マイスっ・・キスしてっ」 イオンさんの昂った顔。目は潤み、唇からはうっすらと涎も出ている。 互いに唇を貪りながら、舌と舌、下半身では性器と性器が交り合い、もう、ボクには限界が 近づいてきた。 「イオンさん、ボク・・もう・・」 「あたいもっ・・もう、ダメ・・イ・・イッちゃうっ!! あ・・あああぁぁっ」 最後にイオンさんの中が、今までになく、ぎゅぎゅっと締め付け 「ボクも・・イきます!出ますっ ああっ・・」 慌ててイオンさんの中から抜きだし、イオンさんのお腹に射精した。 「はぁ・・はぁ・・」 余韻に浸りながら、ボクは急速に訪れただるさをなんとか 振り切って、イオンさんを汚したボクの液体を処理した。 自分の快楽の思うまま突っ走ってしまったけど、ボクはようやく頭が冷静になってきて 恐る恐る、イオンさんの顔を見た。 イオンさんは、ボクの顔を見てにっこりと笑ってくれた。 満足・・してくれたってことかな。 ボクもつられて微笑んでしまい、なんか幸せな気分でいっぱいになっていた。 -*-*-*-*-*-*-*- 「ん・・・・」 朝の光で自然に目が覚めると、そこは自分の家でないことを 思い出した。 うれしい窮屈さ。 そう、隣にはイオンさんが居て、ボクの胸で可愛い寝息を立てている。 ああ・・・そうか・・ボク、あのままイオンさんと一緒に眠ってしまったんだ。 あ~。幸せだなぁ・・ 「ぁ・・・・朝ぁ~!?」 一気に現実がよみがえる。 こっ・・ここはイオンさんの部屋で、つっ・・つまり 「カルロスさんはっ?」 「ん~。アニキ? まだプリペラの森でしょ?」 イオンさんが目をこすりながら、気だるそうに答える。 カルロスさんは、今も可愛い妹の為、出もしないプリペラの森でダイアモンドを 探し続けているのだろうか。 自分も、鉱石探しをやる者として、あのハンマーの重さは身にしみている。腰に来るんだよ、これが。 「い・・いい加減迎えに行ってあげましょうよ・・」 「いいんじゃない? 放っておけば。」 まだ眠そうにあくびをするイオンさん。 あくびで涙目になったイオンさんは、とても魅力的だけども ボクはこの人と結婚したら、一生尻に引かれるんだろうな~と ふと未来の自分の姿が 見えた気がした。
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◆こまめ氏の投稿SSまとめ ■レスト×クローリカ ■レスト×コハク
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◆伊古氏の投稿SSまとめ ■ディラス×フレイ(1) ■ディラス×フレイ(2)
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◆Sun氏の投稿SSまとめ ■レスト×マーガレット ■治療 (レスト×マーガレット) ■答え探し (レスト×マーガレット) ■名縛り (ドルチェ→レスト) ■遠雷 (レスト×マーガレット)
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タイトル『病めない雨その後:マイス編』 作・もんじ トリップ ◆gd9NVb5EGA 「帰ってきたんだ・・・ここに・・・」 帰ってきたんだ・・・シアレンスの町、僕の故郷に!! 綺麗な町がみえる・・・なんだか目の前がぼんやりと・・・ 「ぼんやり・・・?」 頭がくらむ、足ががたつく、体が震える 「ああ・・・」 マイスは気絶した。RPとHPが限りなく0に近かった 「ううん・・・」 ここは? 「目が覚めたカ?」 となりに聞き覚えのある声が聞こえた 「ガ・・・ガジさん!?」 彼はベッドの上にいる、どうやらここは病院の中のようだ。 自分もベッドの上にいた 「マイス・・・ごめんナ」 「え?・・・」 それは不意な言葉だった 「オレ・・・マイスの事がうらやましかったのかもナ」 「鉄を叩いてる時・・・オレは幸せだったヨ」 少しふぬけた顔で話すそれは、彼らしい顔だった 「でも気づいてたら恋をしていたんダ」 「その恋の相手は君の事ばかりを話してたナ・・・」 「・・・」 「オレは変わってた、鉄を叩くことしかできないオレに対し君は色んな事をこなしてみせタ」 重い言葉が胸につきささる 「だからモテるんだろうなって・・・そう考えると君が憎く感じてしまっタ」 「ガジさん・・・」 「最低だよナ・・・とても大切な友達だというのに」 そう言うと彼の目からは涙がでていた 「ガジさん!すいません!僕・・・」 「マイスが謝る意味はないヨ」 「・・・」 重たいふういんきがつのる 「オレは友達として失格な事をやってしまっタ」 「いや・・・それ以上の事かもしれない」 「世界を狂わしてしまっタ・・・」 「そんな・・・ガジさん」 その顔はいつものガジさんじゃない・・・真面目な顔をしていた 彼のこの顔を見るのは2度目だろうか 「ただ・・・」 「こんなオレでも許しがもらえるとしたら・・・」 「マイス・・・」 銀色の瞳でこっちを見つめる 「友達のままで・・・いてくれないカ?」 そんなの・・・当たり前だ 「・・・もちろんです」 それを聞くと彼は微笑み 「ありがとう・・・」 そっと目を閉じた・・・ 「ガ・・・ガジさん?」 「ガジさん!?ガジさん!」 マイスは体を起き上がらせその名前を呼ぶ 「ガジさん!!ガジさん!!そんな!」 「オレの心配より、自分の心配をした方がいいと思うゾ」 「え?」 「後ろ・・・」 そう言うと、後ろから何かがドドドと走ってくる音が聞こえた そして・・・ 「お兄ちゃぁぁぁぁぁん!!」 がば! 「うわ!」 モニカが抱きついてきた 「お兄ちゃん!お兄ちゃん!会いたかったよぅ~!」 「いてて、モ・・・モニカちゃん!」 「こらこら、あんまりマイスさんを困らせないの」 カーテンの奥から花の香りがただよう 「は~い」 モニカが胸から離れる 「シアさん」 「マイスさん・・・」 その瞳は綺麗な青色をしていた 「マイスさん、今までどこに行ってたんですか?もう3日間も行方不明だったんですよ?」 「そ、それは」 ギュ! 「!?」 シアが突然抱きついてきたのだ! 「本当に心配したんですよ・・・本当に・・・」 涙声だった 「シアさん・・・」 「大丈夫です・・・僕はここにいます・・・だから、安心してください」 マイスもそっと抱き返す 「マイスさん・・・」 「シアさん・・・」 二人は顔を見合わせる そして唇を近づけていく・・・ 「ふむぎゅ!?」 あとちょっとの所でシアが首を掴まれ持っていかれた 「・・・なにしてんの?」 「あら、トゥーナさん」 そこには髪の毛が逆立ちしそうになっているトゥーナがいた 「お姉ちゃん!私にああ言って!自分だけ何しようとしてるの!?」 「ははは・・・」 なんかわからんが惜しいという気持ちが心をよぎった気がする 「ちょっと!私の病院でなにやってるの!?」 マリオンが飛びこむ 「マイス君、大丈夫?」 続いてショコラ 「お邪魔しま~すって、すでに誰かいるし(みんな本当早起きね~)」 「すごいわね・・・」 さらにはカリンとソフィアまでくる 「なになに~!?パーティかな♪パーティかな♪」 「そんな訳ないやろ」 ペルシャやさくや・・・ よく見たらダリアやイオンまで ヒロイン候補全員集まっとるやん!?(一人除いて) 「・・・シア、さっきは何しようとしてたの?」 「何って・・・ハグですよハグ♪」 「・・・」 「えー!じゃあペルシャもハグするー!」 そう言ってペルシャがマイスに抱きつく 「こら!なにやってはるん!」 それをさくやが引き剥がす 「マイスさんが痛がってるやろ!」 「えー、よろこんでたよー」 確かに少し良かったかも 「じゃ・・・じゃあ私も・・・」 「そんなまな板じゃ喜ばないわよ」 「なにをぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 それぞれがそれぞれで火花を散らす 「ははははは・・・」 そろそろ僕も誰かを選んで結婚しないと・・・ 「さあ・・・だれにしよう」 「もちろん私よね!!?」 みんなが口をそろえて言った 「え・・・あ・・・あはははははは」 厳しいなこりゃ(汗) [終わり] [おまけ] となりでわいわいがやがやと騒ぐ 「ハハハ、オレもいるんだけどな」 そう言って彼は外を見る 「きれいな太陽だナ」 思えば鉄ばっか叩いていて太陽の光を浴びた事なんてあまりなかった 「材料集めの時に浴びてるカ」 「ガジさん」 自分を呼んだ声が聞こえた。振り向くと 「エ・・・エリザさん・・・!」 そこにはオレの想う人が座っていた 「お怪我、大丈夫ですか?」 「ははは・・・はい!」 急に胸が緊張し始める 「それはなによりです♪」 いつもの綺麗な笑顔でそう言う ふと、マイスの騒ぎの方に目がいく 「・・・エリザさんはいいんですカ?」 「え?」 「あの中に混ざらなくても・・・」 そういうと彼女はその方向見て、また振り向く 「クス・・・なんでですか?」 「エ?なんでって・・・」 彼女は彼の手を両手でやさしく包み込む 「エ・・・ア・・・アノ」 顔が赤くなる 「これ、前もらったダイアモンドのリングのお返しです」 そういうと手を離す 「ア・・・」 その手の指には魚の鱗でできた指輪がはめられていた その鱗は光を反射し、銀色に輝く 「あ、ありがとうございます!」 「どういたしまして♪」 彼はその指輪を何度も見つめる 「本当に綺麗でス・・・」 「それは、良かったです」 彼女は笑顔で返す その笑顔がとても美しかった・・・ 「エリザさん・・・」 「はい?なんでしょう?」 窓から日が二人をてらす となりが騒がしいと言うのにそこには二人の静寂の空間が流れている 花の香りが二人の空間を包んだ 「スキです・・・エリザさん」 [おまけ:終わり]
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タイトル『カイル×ドロシー』 作・◆aHD.RoWhdo氏 トリップ ◆aHD.RoWhdo 45 名前:名無しさん@カブ好き[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 00 45 40 ID Q9QVO1Rs [2/7] 目を覚ますと、外はもう暗くなっていた。どのくらい眠り続けていたのかは分からなかったが、体の調子は大分良くなっていた。 「・・・あの、大丈夫ですか?」 体を起こそうとすると、ドロシーがそばに寄ってきた。どうやら眠っている間ずっと側に付いていてくれたらしい。 「・・・どうしてここに?」 今眠っていたのは自分のベットだ。だけど確か・・・ 「お父さんが飲ませ過ぎちゃって倒れてしまった後、バレットさんが運んでくれたんです。」 ああ、そうだった。確かゴートンさんにたくさん酒を飲まされた後の記憶が全くない。もう少し控えめにして欲しかった気もするけど、今日式を挙げたことを考えれば仕方の無いかもしれない。 「・・・う、く・・・」 ベットから立ち上がろうとすると少し頭が痛んだ。もっと休むべきなのかもしれないと思いながらまたベットに座りこむ。 その様子を見たドロシーが不安げな顔になる。 「・・・大丈夫ですか?」 「・・・多分」 笑顔を返すが、それでも彼女の表情を晴れない。 「あの、水持ってきますね」 そういってぱたぱたと階段を駆け下りていく。カイルはそれを見ながらまたベットに潜り込むことにした。 カイルが街に来てそろそろ1年が経とうとしていた。初めてドロシーに出会ったときは物静かな少女だと思っていたが、仲良くなるにつれてそうじゃないことも分かっていった。そういうところに心惹かれたのかもしれないなと思った。 けれども結婚するとまでは余り考えていなかったのだけど。 そういえば、とカイルはバレットのことを思い出した。結局ドロシーと付き合い始めるまで彼の片思いを知ることはなかった。 一度そのことで話したことがあったが、「ドロシーはお前を選んだんだ」としか言わなかった。まあ、別に関係が悪くないどころか良好なので結果オーライなのかもしれない。 46 名前:カイル×ドロシー 2/5[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 00 47 06 ID Q9QVO1Rs [3/7] ドロシーが持ってきた水を飲み干すと、少し気分が楽になった気がした。ただ少し後味が苦かった。 「あの、薬草なんかを混ぜてみたんですけど、苦くないですか?」 看護士を目指している彼女なりの配慮だろう。カイルは笑顔で答える。 「ありがとう、もう大丈夫だよ」 「いえ、よかったです」 ドロシーはそういって顔を綻ばせた。表情は下ろされた前髪で殆ど見えないけれどカイルには彼女の気持ちが分かるようになっていた。 そういえば付き合う前に一度前髪を上げた姿を見たことがあったが、とても美しかった。 それがあったから付き合い始めた頃にそれを言ったのだが、彼女は顔を赤くしながら「恥ずかしいです」と答えるだけだった。 今も・・・ 「ドロシー、前髪は上げないの?」 「・・・あの、その・・・やっぱり恥ずかしいです」 彼女は顔を赤くしながらそう答えるだけだった。 「そういえば今って何時ぐらい?」 「もう10時ぐらいですよ・・・・・・カイルさん」 数秒の合間を置いて、ドロシーが意を決した表情でカイルを見てきた。そういえば告白の時も顔を赤くしながらもそんな感じだった。 「・・・その・・・あの・・・」 普段はおとなしめだけれど、そういう部分で 「・・・優しくしてくださいね」 彼女は積極的だった。 「え・・・」 一瞬思考が止まりそうになった。新夫として男として、その言葉の意味が分からなかった訳ではないが少し驚いてしまった。驚きと恥ずかしさで顔が赤くなっていく。 「・・・あの、でも無理はしないでくださいね、別に明日でも・・・」 カイル以上に顔を赤くしながらドロシーはそういったが、その思いに答えないでは男が廃るし、彼女に申し訳がないと思った。 「大丈夫だよ」 そう言って彼女の体を抱きしめる。 ドロシーも一瞬驚いたような感じだったが、身を預けてきた。 47 名前:カイル×ドロシー 3/5[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 01 25 08 ID Q9QVO1Rs [4/7] さっきまで自分が寝ていたベットに彼女を寝かせ、ゆっくりと体を重ねていく。 「あ・・・」 前髪を掻き上げてあげると、ドロシーはほんの少し顔を背けた。 「・・・やっぱり、恥ずかしい・・・」 先ほどあんな発言をしておきながら今更、という気もしたがそうは言わずに開いた彼女の唇に自分のそれを重ね合わせる。 「んんっ・・・」 初めは少し驚いたようだが、すぐにドロシーは舌を入れてカイルのそれに絡み合ってきた。 「んっ、ぅ・・・ちゅ」 告白の時のファーストキスや、結婚式の時とは違う、甘いディープキス。カイルはその感覚に酔いしれた。 キスを続けながらカイルはゆっくりとドロシーの服を脱がせ始めた。 一瞬彼女は体をこわばらせたが、すぐに力を抜いてしまった。 それでも手を伸ばしてきたので抵抗するのかと思ったら、カイルの服のボタンを外し始めた。 甘いキスの中互いが互いを求め合い、一糸まとわぬ姿になるまでそう時間はかからなかった。 唇をゆっくりと離し、ドロシーの胸に手を置いて優しく刺激を与えていく。 「ひぁっ・・・あぁっ」 喘ぎ声を聞きながらもカイルは愛撫を続けていく。 やがて右手はそのままに、左手をゆっくりと下ろしていく。 「っ、カイルさん・・・あんっ」 「・・・ドロシー・・・ここ、すっごく濡れてるよ」 カイルはそう言いながら愛撫を続けていく。 くちゃくちゃと水音が静かな部屋に響いていた。 パソコンが飛んでしまいデータが消えたので、続きは朝になります。 48 名前:カイル×ドロシー 4/5[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 08 56 18 ID Q9QVO1Rs [5/7] 「カイルさん、もう・・・私・・・・・・だから、早く・・・」 目に涙を溜めたドロシーがそうつぶやく。 「ドロシー・・・」 自分も我慢が出来なかった。大きくふくらんだ自分のモノをドロシーに重ね合わせる。 「・・・あっ・・・熱いです・・・」 愛液で濡れた秘所の表面を擦り合わせる。 本当は早く挿れてしまいたかったけど、カイルは少し逡巡していた。 それが与える痛みが彼女を壊してしまわないか不安だった。 そんな迷いに気がついたのだろうか、ドロシーが背中に手を回してきた。 「・・・私は・・・大丈夫・・・ですよ・・・だから・・・・・・」 その目には涙が溜まっていたが、決意の光が宿っていた。 「カイルさんが・・・ほしいです・・・」 そこまで言われては自分が戸惑う理由はなかった。 「・・・うん」 それに自分もドロシーと一つになりたかった。 「・・・んくっ、ああぁっ」 「くっ・・・」 ゆっくり差し込んでいくと、柔肉がそれにからみついてきてカイルに言葉にならない快楽を与えてくる。 押し込みながら、カイルはその感覚に酔いしれる。 やがて、先端が壁にぶつかる。彼女と一つになるためには超えなくてはいけない壁、でももう躊躇いはなかった。 優しく、そして激しく壁を突き破る。 「あっ、ああああああああんっ」 ドロシーの悲鳴が響き渡る。表情は痛みに耐えようとして歪み、背中に回された手に力が入って食い込んでくる。 一瞬、もう止めてしまいたいと思った。彼女をこれ以上傷つけたくなかった。 でも膣の脈動による締め付けはさらに強くなっていた。気持ちいいというのもあるが、こんなところで止めるわけにはいかなかった。 カイルは体を動かさないように、ゆっくりと片手を下ろしてゆく。 そして口に彼女の乳首を含ませ、舌で弄ぶ。それと同時に反対の胸と雛先を激しく愛撫する。 「ひゃっ、あん、・・・・ああああんっ」 複数箇所を同時に攻められ、ドロシーの声が強くなる。 膣の脈動はさらに強くなり、カイルのそれを締め上げてくる。 49 名前:カイル×ドロシー 5/5[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 09 04 38 ID Q9QVO1Rs [6/7] 「はぁっ、カ、カイルさん・・・もう、大丈夫・・・です・・・」 しばらくそれを続けると、彼女の喘ぎから苦痛が消え、背中に回した腕の力も弱くなった。 「・・・うん」 カイルはそれを見計らった後、一気に差し込んでしまう。 膣の中はとても熱く、愛液と肉の絡みつきが限界に達しようとしていた。 今はそのときでないと局部に力を入れ、ひたすら耐える。 耐えながらも、腰をゆっくり動かしていく。先ほどまでの頭痛はもうすっかり消えてしまっていた。 「ひぁっ、あんっ、くぁっ・・・」 ドロシーも快楽に身を酔いしれながらカイルの動きに追従しようと腰を動かしてくる。 「んくっ・・・」 その快楽により腰の動きはどんどん激しくなっていく。 愛液はその量を増し、結合部から流れ出たそれはシーツをぐっしょりと濡らしていた。 限界に近づいた頃、カイルはドロシーの奥を激しく突き上げた。 「はぁっ、おっ奥が当たって・・・ああぁっ」 子宮壁に当たる感触に新たな快楽が生まれる。 「・・・カっカイルさん、私っ、もうっ・・・」 その快楽におぼれ、ドロシーはもう限界のようだった。 でもそれはカイルも同じだった。 「・・・くっ、ドロシー、いくよっ」 最後の一突きを奥にぶつけ、カイルはそこで果てる。 「んくっ、はっ、あ、あ、ああああぁぁぁ!!」 ドロシーは絶頂による喘ぎを聞きながらも、最後の一滴まで絞り出す。 膣もそれを求めるように激しく動き続けていた。 気がつくと、外はもう明るくなっていた。どうやら眠ってしまっていたらしい。 腕の中ではドロシーがすやすやと眠っていた。その寝顔を見ながら、彼女を守っていこうと思った。 「ん・・・ふわぁ!」 彼女も目を覚ましたらしい。昨晩を思い出したのか顔を紅潮させる。 「あのっ・・・カイルさん」 しばらくそうした後、こちらを向いてくる。 「・・・何?」 「今日も・・・お願いしますね」 「・・・いいよ」 一瞬驚きはしたものの、優しくうなずく。 でも・・・ 「今度は・・・私も頑張りますねっ」 そう言いながらカイルに絡みついてきたのには、流石に思考も停止してしまった。 どうやら、彼女はまだ足りなかったのかもしれない。 一拍おいて抱き返しながら、カイルはそんなことを考えた。 結局、夜までベットで彼女と過ごしてしまった。
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一言掲示板 本wikiへの要望やサイトに不備があった場合の報告、 SSの保管・投稿・更新を行った場合のお知らせ、 感想や応援などなど、何でも構いませんので一言どうぞ。 名前 コメント すべてのコメントを見る 「天丼よりキミ」ご指定通り修正しました。 埼玉昆布さんの「モブ男×シャオパイ」を追加しました。 -- (870) 2012-11-08 20 29 26 ミスが発見しました。ダグ×フレイの「天丼よりキミ」の小説を投稿した者です。「そのまま、口と口を離し、つーっとした透明な糸が引いた 」と 「そう言い、フレイのフリルのついた下着を脱がした」の間に 「ダグ、ダメだよ・・・」 「お前がダメでも、オレが我慢できないんだヨ」 俺はフレイをベットに押し倒した 押し倒した瞬間、フレイは「きゃっ」と軽く悲鳴をあげる フレイを服を脱がし、真珠のような白い肌が露わになっていく そして残りは下着と靴下のみなった 「ねえ、これも・・・脱ぐの?」 「当たり前だロ」 を追加してください。 -- (nanasi) 2012-11-07 21 42 21 Sunさま 勘違いすみませんでした。訂正ありがとうございます。 作者別ページの方にもメニュー追加させて頂きました。 -- (870) 2012-11-04 19 07 13 ドルチェ→レストの作者です。保管ありがとうございます。 「名縛り」はタイトルなので、編集しておきました。 ついでに今までの自分のものにも作者名を書いておきました。 -- (Sun) 2012-11-04 18 56 41 名縛りさんのドルチェ→レストを追加しました。 -- (870) 2012-11-01 22 14 08 ディラス×フレイ(2) 作者:伊古 レスト×クローリカ 作者:こまめ フレイ×婿6人 作者:おんぷ レスト×コハク 作者:こまめ ビシュナル×フレイ 以上5本、追加しておきました。 -- (870) 2012-10-19 03 29 17 part5の 600にあるレスト×コハク見たいけど誰かうpれないですか? 消えてるから見れないし2ch規制されてるのでここに書きました 少し場違いかもしれないすいません -- (名無しさん) 2012-10-03 23 16 01 次は3-819から再開 -- (釣り氏) 2012-09-07 14 14 10 part3 720あたりで完了 -- (釣り氏) 2012-08-27 00 23 11 part2まで完了。 続々増える未完成作品…… -- (釣り氏) 2012-08-26 00 38 33 うげ、もんじさんの「病めない雨」のタイトルが「病まない雨」になっとる・・・ ページ名は変更できんのだよな・・・ スマヌ・・・ -- (釣り氏) 2012-08-25 01 43 13 part2の230あたりまで反映。結構未完で終わってる作品あるんだなー -- (釣り氏) 2012-08-25 01 12 27 取りあえず2ch脱出後のエロパロスレpart1収録分をサルベージ。 未完のものは一時保留。 もののめ氏の未登録作品がいくつかありますが、早いうちに作者別ページに反映するので少々お待ちを。 作者の個別ページが欲しい人は各自で作ってください、 自分はもう疲れました・・・ -- (釣り氏) 2012-08-24 00 21 09 ありがとうございます! -- (春野菜) 2012-08-24 00 18 57 ↓反映しました。 -- (釣り氏) 2012-08-24 00 18 25 part5 100のダグフレ(現在ダグ×フレイとなっているやつです)を書いたものなんですが、上記のHNの追加をお願い出来ませんか? パソコンが使えないのですが、携帯からだと編集ボタンが表示されません。 宜しくお願いいたします。 -- (春野菜) 2012-08-23 23 39 27 自分の分だけ勝手に追加 タイトルやら弄ってますが作者権限ってことで良いですよね? -- (釣り氏) 2012-07-26 12 17 22